メッシュWi-Fiと中継機の違い|光回線の電波を広げる方法
メッシュWi-Fiと中継機は、電波を広げる仕組みが違います。光回線の家で使うときの選び方、有線でつなぐ利点、設置の注意点を、メーカーの公式情報にもとづいて整理します。
メッシュWi-Fiと中継機の違いは、複数の機器を、ひとつのネットワークとして管理するかどうかにあります。中継機は、いまのルーターの電波を、中継して広げる機器です。メッシュWi-Fiは、複数の機器が、互いに通信して、網目状のネットワークをつくる仕組みです。
この記事では、メッシュWi-Fiと中継機の違い、光回線の家で使うときの選び方、有線でつなぐ利点、設置の注意点を、メーカーの公式の案内にもとづいて整理します。ルーターの選び方の全体は、Wi-Fiルーターの選び方|Wi-Fi 7とIPv6対応の見方をご覧ください。
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メッシュWi-Fiと中継機の違い
項目 | メッシュWi-Fi | 中継機 |
|---|---|---|
仕組み | 複数の機器が互いに通信し、ひとつのネットワークをつくる | 既存のルーターの電波を受けて、中継して広げる |
ネットワーク名 | ひとつにまとまる機種が多い | 機種によって、別の名前になる場合がある |
設置 | 親機と子機を、家の中に置く | ルーターと、届かない場所の間に置く |
向いている場所 | 広い家や、複数の階 | 電波が届かない、1つの部屋や場所 |
上の表は、一般的な違いの整理です。機種によって、機能は異なるため、購入の前に、メーカーの公式の仕様を、確認してください。
メーカーの公式の案内から分かること
バッファローの公式のプレスリリースでは、メッシュの機能を、「つなぐだけで親機と中継機同士が互いに通信しあい、網目状にネットワークを構築」するものと説明しています。同社は、一部のWi-Fi 6対応ルーターに、ファームウェアの更新で、メッシュの機能(Wi-Fi EasyMesh)を、追加したとも案内しています。対応の機種は、公式で確認してください。
TP-Linkの公式のよくある質問では、同社のメッシュWi-Fiの「Deco」は、親機が、ルーターの役割を持ち、親機を、モデムかルーターに、LANケーブルでつなぐ、と説明されています。Decoは、初期設定では、ルーターとして動作します。すでにルーターの機能がある機器につなぐ場合は、機種によって、アクセスポイントのモードに切り替えられます。電波を中継する「中継機」としては、使えません。
- 機種によって、メッシュの規格や、つなぎ方が違う。
- メッシュ対応のルーターを使う場合は、同じメーカーや、同じ規格の機器で、そろえるのが基本。
- いまのルーターを、そのまま使いたい場合は、機種ごとの対応を、確認する。
子機と親機をつなぐ方法|有線と無線
メッシュWi-Fiの機器どうしを、つなぐ通信は、「バックホール」と呼ばれます。TP-Linkの公式の案内では、バックホールの方法として、LANケーブルの有線と、Wi-Fiの無線が案内されています。機種によっては、電力線通信(PLC)にも、対応しています。
有線のバックホールは、機器どうしを、LANケーブルでつなぐ方法です。一般的に、無線より、安定しやすいとされています(これはメーカーの公式の情報ではなく、一般的な考え方です)。LANケーブルを、配線できる家では、有線でつなぐと、電波の届きにくさを、減らせる場合があります。
賃貸や、配線が難しい家では、無線のバックホールが、現実的です。無線の場合は、機器どうしの距離が、遠すぎると、速度が落ちることがあります。置き場所を、少しずつ変えて、試してみてください。
光回線の家で、メッシュWi-Fiを使うときの注意点
- ONUと、メッシュの親機の間を、LANケーブルでつなぐ。親機が、ルーターの役割を持つ機種が多い。
- 回線の側で、ルーター機能の付いた機器(ホームゲートウェイなど)を、借りている場合は、二重ルーターにならないよう、設定を確認する。
- 光回線の速度が出ていない場合は、先に、有線で測って、回線の速度を確認する。測り方は、光回線の速度測定のやり方|有線で測る手順と注意点で説明している。
- IPv6に対応した設定が、必要な場合がある。IPv6 IPoEとは?PPPoEとの違いと確認方法をご覧ください。
レンタルのルーターを使っている人は、自分のルーターに替えられるかを、事業者の案内で確認してください。光回線のルーターは買う?借りる?レンタルとの違いが参考になります。
中継機が向いている場合
電波が届かない場所が、1か所だけの場合は、中継機が、手軽な選択になります。ルーターの電波が、まだ届く場所に、中継機を置くのが基本です。電波が弱い場所に置くと、弱い電波を、中継するだけになります。
ただし、中継機を使うと、機器どうしの通信で、速度が落ちる場合があります。家の広さや、使い方に合わせて、選びましょう。
選ぶときの確認点
- 家の広さと、階数。広い家や、複数の階なら、メッシュが向く。
- 配線できるか。LANケーブルで、機器をつなげるなら、有線のバックホールが使える。
- 回線の速度。光回線のプランの速度を、生かせる、LANポートの規格か。
- いま使っているルーターの扱い。メッシュ対応か、買い替えが必要か。
- 価格と、台数。必要な台数で、費用を計算する。
設置の場所の選び方
メッシュWi-Fiの子機や、中継機は、親機の電波が、十分に届く場所に、置くのが基本です。親機から、遠すぎる場所に置くと、機器どうしの通信が、不安定になります。部屋と部屋の間の、廊下や、階段の近くなど、家の中央に近い場所が、候補になります。
- 壁や、床の厚い場所を、はさまないようにする。
- 電子レンジなど、電波に影響する家電から、離して置く。
- 床に直接置かず、少し高い位置に置く。
- 置き場所を変えて、実際にスマホで、電波の強さと、速度を確認する。
設置の場所は、機種の説明書や、メーカーの公式のページにも、目安が載っています。購入の前に、確認しておきましょう。
購入の前に確認する、ルーターの設定
光回線の事業者が貸し出す機器の中には、ルーターの機能が、あらかじめ入っているものがあります。その場合に、自分のルーターを、さらにつなぐと、ルーターが二重になり、うまくつながらないことがあります。ブリッジのモードや、アクセスポイントのモードに、設定する方法が必要な場合があります。
設定の方法は、機種や事業者で違います。事業者の公式の案内か、機器のメーカーの説明書で、確認してください。メッシュWi-Fiの機器は、アクセスポイントのモードの有無が、機種ごとに違います。購入の前に、メーカーの公式の仕様で、確認してください。
メッシュWi-Fiと中継機のよくある質問
メッシュWi-Fiにすると、光回線の速度は上がりますか?
メッシュWi-Fiは、家の中の電波を、安定させるための仕組みです。回線そのものの速度を、上げるものではありません。回線の速度が遅い場合は、原因を、切り分けてください。光回線が遅い原因と改善方法|有線で測って切り分けが参考になります。
メッシュWi-Fiは、何台必要ですか?
家の広さと、間取りで変わります。メーカーの公式のページに、目安の広さが載っている場合があります。最初は、少ない台数から始め、足りなければ、追加する方法もあります。
中継機とメッシュは、併用できますか?
機種によって、対応が異なります。メーカーの公式の案内で、組み合わせの可否を、確認してください。同じメーカーの、同じシリーズで、そろえるのが、確実です。
まとめ|家の広さと配線で選ぶ
メッシュWi-Fiは、複数の機器で、ひとつのネットワークをつくる仕組みで、中継機は、電波を中継して広げる機器です。広い家や、複数の階では、メッシュが向き、1か所だけ届かない場合は、中継機が手軽です。有線でつなげるなら、安定しやすくなります。
料金・手数料・手続きの条件は変更されることがあります。お手続きの前に、必ず各社の公式サイトで最新の情報をご確認ください。
出典・参考リンク
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