Wi-Fiのセキュリティ設定|暗号化と更新の基本
自宅のWi-Fiを守る基本は、暗号化方式の確認、初期パスワードの変更、ファームウェアの更新です。総務省の案内にもとづいて、Wi-Fiのセキュリティ設定の見直し方を整理します。
Wi-Fiのセキュリティ設定は、むずかしく考えなくても、確認する点は多くありません。暗号化方式、パスワード、機器の更新の3つは、特に基本となる見直し点です。
Wi-Fiは電波で通信するため、設定が弱いと、第三者に通信を見られたり、無断で使われたりするおそれがあります。この記事では、総務省の案内にもとづいて、自宅のWi-Fiで確認したい設定をまとめます。
【PR】本記事にはアフィリエイト広告を含みます。内容は公式サイトや公的機関に掲載された情報にもとづき、確認したい点もあわせて書いています。
※2026年10月7日時点の公式サイト・公式発表にもとづいて作成しています。
Wi-Fiのセキュリティ設定で、まず確認したい5つの点
総務省は、自宅のWi-Fiを使う人に向けて、簡易マニュアルを公開しています。そこで示されている5つのポイントを、次の表にまとめます。このうち、暗号化方式、パスワード、機器の更新の3つは、特に基本となる見直し点です。
確認する点(総務省の5つのポイント) | 見直しの内容 |
|---|---|
暗号化方式 | 「WPA2またはWPA3」を選ぶ |
パスワード | パスワードを、第三者に推測されにくいものにする |
機器の更新 | ルーターのファームウェアを、最新の状態にする |
機器のサポート期限 | サポート期限内のルーターを使う |
設定の確認 | ルーターの設定を、定期的に見直す |
設定の画面は、ルーターの機種ごとに違います。ルーターの説明書か、メーカーの公式サイトで、操作の手順を確認してください。ルーターの選び方は、Wi-Fiルーターの選び方でも解説しています。
Wi-Fiの暗号化方式|WPA2とWPA3の違い
暗号化は、通信の内容を、第三者に読めない形に変える仕組みです。総務省の案内では、セキュリティ方式は「WPA2またはWPA3」を選ぶことが示されています。WPA3は、WPA2より新しい方式で、パスワードの推測に対する耐性が高められています。
- WPA3:新しい方式です。ルーターとつなぐ機器の両方が対応している必要があります。
- WPA2:広く使われている方式です。多くの機器が対応しています。
- WEP:古い方式です。短時間で解読される方法が見つかっており、総務省の情報セキュリティサイトでも、使用は推奨されていません。
古いパソコンやゲーム機は、WPA3に対応していない場合があります。その場合は、WPA2で使うのが現実的です。WPA2とWPA3を同時に使える設定がある機種もあります。機種ごとの対応は、公式の仕様で確認してください。
初期パスワードの変更と、パスワードの決め方
Wi-Fiには、2種類のパスワードがあります。ひとつは、ルーターの設定画面に入るための管理用のパスワード。もうひとつは、機器がWi-Fiにつなぐときの、接続用のパスワード(暗号化キー)です。どちらも、推測されにくいものにします。
- 購入時の初期設定のまま使わない。
- 名前や誕生日、SSID(Wi-Fiの名前)から推測できるものにしない。
- 他のサービスと同じパスワードを使い回さない。
- 長めの文字列にして、数字や記号をまぜる。
- 家族以外に教えない。来客用に、別のSSIDを用意できる機種もある。
最近の機器には、機種ごとに異なるIDとパスワードが、初期設定されているものもあります。ただし、その場合でも、ラベルの情報が見られる場所に貼ってあるため、管理用のパスワードは、自分で変更しておくと安心です。
ファームウェアの更新と、古い機器の見直し
ファームウェアは、ルーターの中で動く、基本のソフトウェアです。更新には、不具合の修正や、セキュリティの弱点への対処が含まれる場合があります。更新の案内が出たら、手順に沿って行いましょう。
- 自動更新の機能があれば、有効にする。
- 手動の場合は、設定画面か、メーカーの公式サイトで、更新の有無を定期的に確認する。
- メーカーのサポートが終わった古い機器は、買い替えを検討する。
- 使っていない機能(外部からの設定など)は、無効にしておく。
総務省は、ファームウェアを最新の状態にすることを案内しています。契約しているインターネット回線の事業者から、ルーターを借りている場合は、更新の扱いを事業者に確認してください。回線のルーターを選ぶときの考え方は、ホームルーターの比較も参考になります。
Wi-Fiのセキュリティ設定を見直す手順の例
見直しは、次の順番で進めると、迷いにくくなります。操作の画面は機種ごとに違うため、ルーターの説明書で、項目の名前を確認してください。
- ルーターの設定画面に入る。アドレスと初期の情報は、本体のラベルや説明書に書かれている。
- 管理用のパスワードを、自分で決めたものに変更する。
- Wi-Fiの暗号化方式を確認して、WPA2またはWPA3になっているかを見る。
- Wi-Fiの接続用パスワードを、推測されにくいものに変更する。
- ファームウェアの更新の有無を確認し、あれば更新する。
- パスワードを変えたあとは、スマホやパソコン、ゲーム機で、つなぎ直す。
パスワードを変えると、つないでいた機器が、すべて切れます。つなぎ直す手間があるため、時間に余裕のあるときに行いましょう。作業の前に、新しいパスワードを、安全な場所に控えておくと、あとで慌てません。
Wi-Fiのセキュリティ設定でよくある質問
Wi-Fiのパスワードは、どのくらい長くすればいいですか?
総務省の案内では、パスワードは第三者に推測されにくいものにすることが示されています。名前や誕生日など、推測できる言葉を避けて、長めに設定しましょう。
WPA3に、すぐ切り替えたほうがいいですか?
ルーターとつなぐ機器が、すべて対応していれば、WPA3が候補です。対応していない機器がある場合は、WPA2でも、推測されにくいパスワードを使えば、公式の推奨の範囲内です。
ステルスやMACアドレスの制限は、必要ですか?
公式の案内で中心となっているのは、暗号化方式、パスワード、更新です。まず、これらを確認してください。追加の設定は、ルーターの説明書で内容を確認してから、使いましょう。
ルーターのパスワードを忘れたら、どうしますか?
多くの機種には、初期化の機能があります。ただし、初期化すると、設定がすべて戻ります。実行する前に、説明書の手順と、影響を確認してください。
Wi-Fiを、他人に使われているか、確認できますか?
ルーターの設定画面で、つながっている機器の一覧を確認できる機種があります。見覚えのない機器があれば、パスワードを変更しましょう。
ゲストWi-Fiは、使ったほうがいいですか?
来客に家のパスワードを教えたくない場合に便利です。対応している機種で、設定の方法は、説明書で確認してください。
スマホのテザリングのパスワードも、変更しますか?
テザリングのパスワードも、推測されにくいものにします。ドコモの公式の案内でも、テザリングのパスワードを、管理するよう注意が示されています。詳しくはスマホのテザリングで解説しています。
外出先のWi-Fiの安全も、同じ設定でいいですか?
外出先では、自分で設定を変えられないため、注意点が違います。公衆Wi-Fiを安全に使う方法で、まとめています。
まとめ|Wi-Fiのセキュリティ設定は3つの見直しから
自宅のWi-Fiは、暗号化方式(WPA2またはWPA3)、パスワードの強化、ファームウェアの更新の3つを見直すことから始めます。まずは、むずかしい設定に進む前に、この3点を確認しましょう。
設定画面の操作は機種で違うため、説明書や、メーカーの公式サイトで確認してください。今日、ルーターの設定画面を、一度開いてみましょう。
出典・参考リンク
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