Web会議の回線と速度|ZoomとTeamsを安定させるコツ
Web会議に必要な回線と速度は、ZoomとTeamsの公式の帯域の目安で確認できます。必要な速度の考え方、遅延と上りの注意点、安定させる設定とつなぎ方を整理します。
Web会議の回線と速度は、ZoomやTeamsの公式ページに、必要な帯域の目安が出ています。結論から言うと、1対1の会議なら大きな速度は要りません。多人数でビデオをつなぐほど、また画質を上げるほど、必要な帯域は増えます。
ただ、会議が途切れる原因は、速度の不足だけではありません。Wi-Fiの電波、回線の混雑、上りの速度、パソコンの負荷でも起こります。この記事では、公式の数値の目安と、会議を安定させる見直しの順番を説明します。
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※2026年10月7日時点の公式サイト・公式発表にもとづいて作成しています。
Web会議に必要な回線と速度の目安
ZoomとTeamsは、どちらも、公式ページで必要な帯域を公開しています。数値は、1人あたりの推定ピーク時の目安です。次の表は、Zoomの公式ページにある、ビデオ会議の帯域の目安です。
会議の形式 | 画質 | 上り(アップロード) | 下り(ダウンロード) |
|---|---|---|---|
1対1 | 720p HD | 1.2Mbps | 1.2Mbps |
1対1 | 1080p HD | 3.8Mbps | 3.8Mbps |
グループ | 720p HD | 2.6Mbps | 1.8Mbps |
グループ | 1080p HD | 3.8Mbps | 3.0Mbps |
Zoomの公式ページでは、ギャラリー表示で25人を並べる場合は2.0Mbps、49人の場合は最大4.0Mbpsの目安です。ギャラリー表示の帯域は、画面の表示状況によって変わります。音声だけの場合は、はるかに小さい帯域で済みます。
Teamsは、Microsoftの公式ページ(英語)に、ビデオ会議(複数人の会議)で、最低は上り150kbps・下り200kbps、推奨は上り2.5Mbps・下り4Mbpsとあります。1対1の通話は、推奨が上下とも1.5Mbpsとされています。
- 公式の目安は数Mbps程度です。足りるかどうかは、契約の速度よりも、混雑や電波の状況で変わります。
- 同じ回線を、家族の動画視聴やゲームのダウンロードと同時に使うと、足りなくなる場合があります。
- 数値は、公式が変更することがあります。使うサービスの最新の案内を、確認してください。
Web会議の回線は速度のほかに上りと遅延が大事
Web会議は、自分の映像と音声を、相手に送ります。つまり、上りの速度を使います。動画を見るだけなら、下りが中心ですが、会議では、上りも同じくらい必要です。
もうひとつ大切なのが、遅延(応答の遅れ)と、パケットロス(データの欠け)です。Microsoftの公式ページでは、パソコンから Microsoft のネットワークまでの経路について、往復の遅延は100ms未満、パケットロスは15秒間の平均で1%未満、ジッター(遅延のばらつき)は15秒間で30ms未満が目標とされています。
速度が数百Mbpsあっても、遅延やパケットロスが大きいと、会議は不安定になります。速度テストの数字だけで、判断しないようにしましょう。測り方は回線速度の測り方と見方で、遅延の考え方はPingとレイテンシとは?遅延の見方で説明しています。
Web会議の回線を安定させる自宅の見直し順
会議が不安定なときは、お金のかからない見直しから、順に試します。
- LANケーブルでつなぐ:パソコンをルーターに有線でつなぐと、電波の影響を受けません。
- ルーターの近くに移動する:Wi-Fiで使う場合は、ルーターとの間に壁や床が少ない場所を選びます。
- 他の通信を止める:動画視聴や、大きなファイルのダウンロードを、会議中は止めます。
- 不要なアプリを閉じる:パソコンの負荷が高いと、映像や音声が乱れます。
- ビデオの画質を下げる、またはオフにする:帯域が足りないときは、画質を落とすと安定する場合があります。
- ルーターを再起動する:長く動かしたままだと、動作が不安定になることがあります。
Wi-Fiの電波については、Wi-Fiの2.4GHzと5GHzの違いと、Wi-Fiルーターの置き場所が参考になります。夜に遅くなる場合は、光回線が遅い原因と対処も確認してください。
試すときは、1つずつ変えて、会議の様子を確認するのがおすすめです。一度に複数を変えると、何が効いたのか、分からなくなります。原因が分かれば、次に同じことが起きたときも、すぐに対処できます。
回線の種類でWeb会議はどう変わるか
回線 | Web会議との相性 | 確認したい点 |
|---|---|---|
光回線 | 固定回線で、電波の影響を受けにくい | 集合住宅の配線、混雑する時間帯 |
ホームルーター | 電波を使う。場所や時間帯で変わる | 電波の状況、混雑時の速度制限 |
モバイル回線(テザリング) | 短時間の会議なら使える | データ容量、バッテリー、電波の強さ |
仕事でWeb会議を毎日使うなら、固定の光回線が安心です。WiMAXのテレワーク向けの使い方や、スマホのテザリングの使い方も、状況に応じて参考にしてください。
Web会議の回線のよくある質問
Web会議に必要な速度は、何Mbpsですか?
公式の目安では、1対1の720p画質で、上り下りともに1.2Mbpsです。人数や画質が増えると、必要な帯域も増えます。数値は、公式ページで、最新のものを確認してください。
下りより、上りの速度が大事ですか?
どちらも必要です。会議では、自分の映像と音声を送るため、上りの速度も使います。上りが細い回線では、相手から見て、映像が止まる場合があります。
速度が十分なのに、映像が止まるのはなぜですか?
遅延や、パケットロスが原因の場合があります。Wi-Fiの電波が弱い、パソコンの負荷が高い、同じ回線で他の通信が多い、といった状況でも起こります。
有線LANとWi-Fiは、どちらが安定しますか?
一般に、有線LANのほうが、電波の影響を受けず、安定しやすいです。会議が重要なときは、LANケーブルでつなぐ方法を試してください。
ビデオをオフにすると、改善しますか?
ビデオの帯域が減るため、改善する場合があります。公式の目安でも、音声だけの通信は、ビデオに比べて、はるかに小さい帯域です。
スマホのテザリングで、Web会議はできますか?
できる場合が多いです。ただし、データ容量を使います。電波が弱い場所や、バッテリーが少ないときは、不安定になることがあります。
会議の前に、確認しておくことはありますか?
他の機器の大きな通信を止めること、パソコンの不要なアプリを閉じること、マイクとカメラの動作を確認することです。大事な会議は、事前にテスト通話をしておくと安心です。
ZoomとTeamsで、必要な回線は違いますか?
目安の数値は、少し違います。使う前に、各公式ページで最新の数値を確認してください。数値は、確認する時点で違うことがあります。
まとめ|Web会議は速度より安定と上りを見る
Web会議に必要な回線の速度は、公式の目安では数Mbps程度です。速度の数字より、遅延、パケットロス、上りの速度、Wi-Fiの電波が、安定を左右します。
不安定なときは、有線接続、ルーターの置き場所、他の通信を減らすことから、順に試しましょう。それでも改善しないときは、回線の種類を見直す方法もあります。
出典・参考リンク
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